パンスターズ彗星の故郷は「オールトの雲」と呼ばれる太陽系の外側にある氷の微惑星の集まりだと考えられています。その中の一つが何らかの原因で軌道を変え太陽系の内側へ向かい、やがて太陽に近づいて尾をひく彗星へと姿を変えます。 パンスターズ彗星は二度と戻ってこない放物線状の軌道を描いているため、見ることができるのは今回が最初で最後。広い宇宙でたった一度の出会いです。しっかりと観察しておきましょう。